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中国の新経済圏構想で早くも狂騒-不動産買い殺到、セメント株46%高

  • 中国当局は河北省に「雄安新区」を創設する構想発表
  • セメント株や建設株が急騰し、大勢の不動産購入希望者が現地へ

中国当局が北京の近くに経済圏を創設するとの報道が投資家の熱狂を呼び起こすのに、長い時間はかからなかった。

  当局は深圳や上海・浦東を建設したのと同様の精神で、河北省に「雄安新区」を創設すると1日に発表した。それから24時間以内に、現場周辺の不動産購入に関心を持つ大勢の人が現地を訪れた。地元メディアによると、買い手殺到で高速道路が渋滞したほか、不動産会社の事務所の外で一晩野宿する人たちもいた。毎日経済新聞によれば、政府は2日、投機を抑えるために同経済圏の不動産販売を全面的に禁止した。

  3日には建設ラッシュへの期待から、香港株式市場でセメントや建設、港湾関連などの銘柄が急騰した。国営の新華社通信は、習近平国家主席が主導する今回の動きを「千年の大計」と位置付け、今後1000年にわたって中国の経済成長に力を与える歴史的で画期的なものだと伝えた。新経済圏は最終的に約2000平方キロメートルに広がる計画で、中国経済を活性化させると期待されている。

  フォーサイス・バー・アジアのセールストレーダー、ビル・ボーラー氏(香港在勤)は、「北京市と天津市、河北省にまたがる地域を高いレベルで一体的に開発する計画において、新経済圏は中核の一つとなろう」と指摘。「北京をワシントンと見なして、全く新しくニューヨーク市を建設するようなものだ」と述べた。

  セメントメーカーの北京金隅の株価は3日に一時、前週末比46%高と、2009年7月以来の大幅上昇を記録した。天津港発展控股は16%高、中国建材は7.4%高でそれぞれ引けた。

原題:China Plan to Create New Shenzhen Spurs Speculative Rampage (1)(抜粋)

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