英国のグラフィックチップメーカー、イマジネーションテクノロジーズの株価が前日比61.6%安の大幅安となった。最大顧客企業である米アップルがイマジネーションの知的所有権を新製品に用いるのをやめるとイマジネーションが発表し、同社最大顧客のアップルとの対立関係に向かう可能性が高くなったことが嫌気された。

  イマジネーションは3日の発表文で、アップルは携帯電話、タブレット端末、ウェアラブル端末を含む新製品にイマジネーションのグラフィックチップ技術の採用をやめる方針だと伝えてきたことを明らかにした。

  ノーザン・トラスト・セキュリティーズのテクノロジー調査責任者、ニール・キャンプリング氏は、「イマジネーションとその投資家にとって、ブラックスワンと呼ぶ出来事だ」とし、「イマジネーションは今や投資対象に適さない企業になったというのが当社の見方だ」と述べた。

  昨年にはアップルが買収提案を検討したこともあるイマジネーションだが、今後はアップルからロイヤルティー収入が入らなくなるリスクが浮上した格好だ。ただイマジネーションは「わが社の特許・知的財産・機密情報を侵害することなしに、イマジネーションの技術が必要でなくなったとの主張を裏付けるような証拠をアップルは提示していない」と述べ、アップルがイマジネーションの特許や知的所有権、非公開情報の侵害を回避することは難しいはずだとの見方を示した。

  アップルの広報担当者はコメントを控えた。

  アップルとイマジネーションは将来の使用権やロイヤルティー合意について協議している。イマジネーションの収入の約半分はアップルからのもので占められている。

原題:Imagination Tech Shares Plunge 69% After Apple Ends Chip Deal(抜粋)

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