3日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロと対円で下落。一方、カナダ・ドルに対しては3週間ぶりの大幅高となった。今週発表される主要経済指標に注目が集まっている。

  米ドルはカナダ・ドルに対し1米ドル=1.3400カナダ・ドルの高値を付けた。米10年債利回りは一時2.33%まで低下した。米供給管理協会(ISM)が発表した製造業総合景況指数は拡大ペースの減速を示した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前週末比0.4%安の1ドル=110円90銭。対ユーロでは0.2%下落の1ユーロ=1.0670ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。

  トロントのトレーダー数人によると、カナダ・ドルの値動きは合併・買収(M&A)関連のフローが影響していることを示唆している。加セノバス・エナジーは29日、米コノコ・フィリップスから共同所有する事業の権益を買収すると発表。この日のカナダ・ドルの軟調はこの取引に絡んだフローか、あるいはそれを見込んだフローが影響した可能性があるという。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者、マーク・チャンドラー氏はリポートで、「金利上昇が第2四半期にドルの支援材料になる可能性が高い」と指摘した。

  ロンドンのトレーダーによれば、ドルは対円で米国債利回りの低下につれて下落し、この日の安値110円86銭を付けた。ただ、商いは非常に薄かったという。

  対円でのドルは3月30日に付けた110円94銭近辺や3月の安値水準である110円ちょうど近くの水準が支持線になる可能性がある。

  フランス大統領選の討論会を控え、対ユーロでドルがやや軟化した。無所属候補、マクロン前経済相は仏紙ルモンドに、極右のルペン国民戦線(FN)党首勝利の可能性を排除できないと語った。

原題:Dollar Gains Most in Three Weeks Against Loonie While Yen Climbs(抜粋)

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