米上院民主党はニール・ゴーサッチ氏の連邦最高裁判事就任の阻止に十分な票を確保し、今週の本会議でフィリバスター(議事妨害)を行う準備を整えた。そうなれば共和党は「核オプション」と呼ばれる上院の規制変更に踏み切り、採決に持ち込む可能性が高い。

  3日に立場を明らかにしたクリス・クーンズ、ベン・カーディン両議員を含めると、ゴーサッチ氏の就任に反対票を投じるとした上院民主党議員は計42人となった。現行規則では共和党がフィリバスターを打ち切るには60票必要だが、これにより最高でも58票にしか達しない見通しとなった。クーンズ議員らの見解表明後間もなく、共和党のジョン・マケイン議員は妥協案の取りまとめを断念すると述べた。

  ただ、共和党のマコネル上院院内総務はゴーサッチ氏の最高裁判事就任を何としても承認させると明言している。同氏はこの公約を実現するため、議事妨害打ち切りに必要な票数を単純過半数の51票に変更する可能性が高い。マケイン議員は変更支持に票を投じると表明。

  2013年に当時のリード民主党院内総務が下級審と省幹部人事について核オプションを発動したことに言及し、マケイン議員は「民主党がリード氏の行ったことを後悔したのと同じように、われわれはこれを悔いることになるだろう」と記者団に発言。このように問題の多い規則変更をそれでも支持するのはなぜかとの質問に同議員は、「ほかに選択肢がない。われわれはゴーサッチ氏を承認する必要があるからだ」と答えた。

原題:Democrats Choose Path on Gorsuch That Could Change Washington(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE