石油輸出国機構(OPEC)は3月に世界石油市場の供給過剰の緩和に向けた取り組みで進展を遂げたが、減産対象外のナイジェリアとリビアの生産減が寄与したことが、ブルームバーグ・ニュースがアナリストや石油会社を対象に実施した調査や船舶追跡データで明らかになった。

  それによると、3月のOPEC原油総生産量は日量3209万5000バレルと、前月から20万バレル減少した。ナイジェリア(155万バレル生産)とリビア(62万バレル生産)合計で日量21万バレル減少したことが大きい。

  一方、3月は減産の対象となっている加盟国10カ国の順守率が89%と、2月の104%から低下した。サウジアラビアの生産は日量1001万バレルに増加したものの、自国の生産目標(1005万8000バレル)は順守し、OPECの減産努力に貢献した。

  リビアの供給は、3月初めの武装勢力との衝突で石油積み出し2港が作業停止に追い込まれた影響で乱れた。ナイジェリアは、ボンガ油田の保守作業が生産減少の背景となった。

原題:OPEC Oil-Output Cuts Aided by Exempt Nations as Compliance Slips(抜粋)

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