きょうの国内市況(4月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、景況感改善や設備投資増-食料品など内需関連高い

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  東京株式相場は反発。名実ともに新年度入りし前週末の下げの反動が期待される中、日本銀行の企業短期経済観測調査(短観、3月調査)で景況感が改善した。設備投資計画も強く、国内景気期待から食料品やサービス、小売といった内需関連株が上昇した。

  TOPIXの終値は前週末比4.43ポイント(0.3%)高の1517.03、日経平均株価は73円97銭(0.4%)高の1万8983円23銭。TOPIXは4日ぶり、日経平均は3日ぶりに上昇した。

  三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは「設備投資が増え始めていることが短観で確認でき、安心感が広がった」と指摘。今後は設備投資が「賃金の上昇や個人消費につながっていくかを見極める」局面になるという。

  東証1部33業種は、任天堂を含むその他製品、食料品、倉庫・運輸関連、サービス、小売、医薬品、建設など24業種が上昇。石油・石炭製品、非鉄金属、鉄鋼、銀行、保険、証券・商品先物取引など9業種は下落。

  売買代金上位では、子会社の合併発表を受け事業効率化へ手綱を緩めない点が好印象とアナリストが指摘した東京エレクトロンが上昇、2月の建設統計好調で大成建設や鹿島など大手ゼネコン株も高く、セブン&アイ・ホールディングスやオリエンタルランドも上昇。半面、昨年4-12月期決算の発表が再度遅れる可能性が懸念される東芝、中期経営計画を下方修正した第一生命ホールディングスが下落。

  • 東証1部の売買高は20億1502万株、売買代金は前週末比12%減の2兆2692億円
  • 値上がり銘柄数は1087、値下がりは804

●債券下落、日銀買い入れ下限減額で中期軟調-10年入札控えて売り圧力

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  債券相場は下落。日本銀行が前週末に発表した長期国債買い入れ運営方針で4月からの中期債買い入れ額レンジが下方修正されたことや、10年利付国債入札を翌日に控えて売り圧力が優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前週末比4銭高の150円32銭で取引を開始。その後は水準を切り下げ、一時は150円19銭まで下落した。結局は6銭安の150円22銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「10年債の利回りがレンジとみられている0.05%~0.1%の下限に近い水準にあるため、明日の入札に懸念もあり、調整が進んでいる感がある」と指摘。また、「日銀のオペ運営方針では1年超5年以下の買い入れレンジが引き下げられ、カーブの手前には利回り上昇圧力がかかりやすい」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値と横ばいの0.065%で寄り付き、午後に0.5ベーシスポイント(bp)高い0.07%まで売られた。2年物375回債利回りは2.5bp上昇のマイナス0.17%と、新発債として昨年12月29日以来の高水準を付けた。新発5年物131回債利回りは1.5bp高いマイナス0.11%と、3月14日以来の水準まで上昇している。

●ドル・円は小幅上昇、米経済指標期待や株高支え-米通商政策重し

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。朝方は米中首脳会談や日米経済対話などをめぐる政治的な不透明感からドル売り・円買いが先行。その後は、米供給管理協会(ISM)景況指数や米雇用統計など経済指標への期待や国内株価の反発を背景に、徐々に水準を切り上げる展開となった。

  午後3時59分現在のドル・円は前週末比0.1%高の1ドル=111円53銭。午前に111円13銭まで下落した後、午後に入って一時111円59銭まで水準を切り上げた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高の1223.71。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット為替セールスチームの西田朋広主任調査役は、「為替相場は新年度入りしたものの、新規材料探しで動きづらい状況になっている。3月末にかけては、トランプ大統領の政策期待の後退で下げてきたが、それも一巡した格好」と指摘。「目先的には少し先の話になりつつある米税制改革を見守りつつ、米ファンダメンタルズに目を向けることになるかが注目。特に今週は米ISMや米雇用統計が発表されるため、目線がファンダメンタルズに向けば、数字次第でまた6月利上げの可能性に目が向き、ドルにとってサポート材料になりそう」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.0672ドル。欧州中央銀行のクーレ理事はこの日のパリでの講演で、量的緩和の縮小がコアソブリン債への圧力を緩和するなどと述べた。先週末の相場は一時1ユーロ=1.0652ドルと3月15日以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。

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