米銀ウェルズ・ファーゴ相手取ったRMBS信託訴訟、審理入りへ

  • 資産運用会社は同行がRMBS受託者として適切な行動怠ったと主張
  • 問題への対処を怠ったかに関して正当な疑問提起した-連邦地裁判事

米銀ウェルズ・ファーゴが高リスクの住宅ローン担保証券(RMBS)の受託者として適切な行動を怠ったとして、投資家であるブラックロックなど資産運用会社が起こした訴訟で、米連邦地裁は3月30日、審理入りを決めた。

  マンハッタンの連邦地裁のキャサリン・ポーク・フェイラ判事は、ウェルズ・ファーゴ関係者が契約に違反し、RMBSを保有する53件の信託の管理で利益相反に関わったとして、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)やブラックロックなど運用ファンドが提起した訴訟について、裁判入りを認めた。

  フェイラ判事は、ウェルズ・ファーゴの受託者が当該信託の契約を巡る銀行の違反疑惑を認識しながら、問題への対処を怠ったかどうかに関して正当な疑問を提起したと判断した。他の主張については退けた。

  ウェルズ・ファーゴの広報担当者ジェン・ヒッバード氏は電子メールで、今回の訴訟で判事が原告の主張を狭めたことを喜んでいるとした上で、同行は「残る原告側の主張に対し、徹底的に争う」と説明した。

  裁判文書によると、ブラックロックなど投資家は、ウェルズ・ファーゴが他のRMBS信託で同行自体の不正行為が明るみに出ることを恐れ、当該信託契約の違反に関して見て見ぬふりをしたと主張している。今回の判断についてはロイター通信が先に報じていた。

原題:Wells Fargo Must Face Money Managers’ Suits Over RMBS Trusts (1)(抜粋)

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