NY連銀総裁:今年あと2回の利上げ、妥当のように思われる

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米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、今年3回の利上げは「妥当」な予測だと指摘。また金融当局は年内ないし2018年にバランスシートの縮小を開始することも可能だとして、縮小の過程で利上げをいったん停止させることはあり得るとの認識を示した。

  ダドリー総裁は31日、フロリダ州サラソタでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、連邦公開市場委員会(FOMC)参加者17人の予測中央値である3回の利上げについて、「妥当な状況にあると私は考えている」とし、「今年あと2回の利上げは妥当のように思われる」と続けた。

  FOMCで恒常的な投票権を持つダドリー総裁は、強い影響力を持つと広く捉えられている。総裁はこの日、「速いペースでの政策引き締めを余儀なくされるような非常に急がされる状況ではない」とし、「景気が過熱していないことは明らか」だからだと説明した。一方で、4兆5000億ドル(約502兆円)に上るバランスシートの資産縮小を開始する時期は近づいている可能性があるとの認識を示した。

  ダドリー総裁は「経済が当局の予想に沿った形で進展した場合、年内ないし2018年のどこかの時点で、満期を迎えた証券を再投資せずにそのまま償還させる措置を徐々に開始しても、私としては意外ではない」と指摘。「バランスシートの正常化を開始すれば、それは短期金利引き上げの代替となる」とし、正常化開始と「同時に、短期金利の引き上げを短期の間休止するという判断を下す可能性はある」と続けた。

  また総裁は、「市場はバランスシートについて既に織り込んでおり、今後の変化に対して激しく反応するとの懸念はあまり抱いていない」と述べた。

原題:Dudley Says Couple More Rate Hikes in 2017 Seems Reasonable (1)(抜粋)

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