英国では、ポンド安が昨年10-12月(第4四半期)の経済成長を大きく支えた。ただ、インフレが消費者を圧迫し始めた兆候も現れた。

  10-12月国内総生産(GDP)確定値は前期比0.7%増と改定値から変わらず、1年ぶりの高成長となった。貿易が成長率を押し上げた。経常赤字は記録的な改善を見せ、対GDP比で2.4%と、2011年以降の最小に縮まった。

  欧州連合(EU)離脱が決まった国民投票以降にポンドが対ドルで16%下落し、貿易赤字が縮小したことが背景にある。純貿易は成長率に1.7ポイントのプラス寄与と、少なくとも14年以降で最大となった。

  貿易が今年の英経済を支えるとみられるものの、食料品や燃料価格の上昇で消費者が受ける影響を抑えるには十分ではない恐れがある。英経済のけん引役を担ってきた個人消費は0.7%増と、ほぼ1年ぶりの低い伸びとなった。実質可処分所得は2カ月連続で減り、14年初め以降で最大となる0.4%の落ち込みを記録した。

原題:Trade Drives U.K. Economy as Pressures on Consumers Build (1)(抜粋)

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