ユーロ圏では3月にインフレがほぼ1年ぶりに鈍化した。非伝統的措置の縮小開始には時期尚早と話す欧州中央銀行(ECB)の一部政策委員会メンバーの見方を裏付ける格好となった。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比1.5%上昇。2月の2%から鈍化し、エコノミスト予想の1.8%も下回った。ECBのクーレ理事はこの日の講演で、域内の基調的インフレの指標は引き続き弱く、インフレ見通しは依然としてECBの政策姿勢に強く依存しているとの見解を示した。

  今回のインフレ統計には毎年ずれる復活祭休暇のタイミングも反映されており、ECBはこのインフレ低下を予想していた。ECBの国債購入にも支えられ、ユーロ圏のインフレ率は過去1年にわたり上昇を続けてきたが、上昇の主な要因はエネルギーや食料品など価格変動の激しい品目だった。

  こうした価格変動の激しい品目を除く3月のコアインフレ率は0.7%と、2月の0.9%を下回った。エコノミスト調査では0.8%が見込まれていた。

原題:Euro-Area Inflation Slows More Than Predicted on Oil, Food (1)(抜粋)
Eurozone March Flash CPI +1.5% Y/y; Est. +1.8% Y/y(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE