ドイツでは失業率が3月に予想に反して低下し、東西ドイツ統一以降の最低を更新した。欧州最大の経済は勢いを維持している。

  ドイツ連邦雇用庁が31日発表した3月の雇用統計によると、失業率は5.8%と、2月の5.9%から低下。失業者数は季節調整済みで前月比3万人減の260万人となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、失業率は5.9%、失業者数は1万人減がそれぞれ見込まれていた。

  雇用市場の状況はここ数カ月の発表よりも良好な公算が大きいとドイツ連邦銀行(中央銀行)は指摘していたが、この日の数字はこれを裏付けた。企業景況感の2011年以来の高水準とも一致するもので、インフレ圧力が弱まる傾向はあるものの景気の勢いは持続することが見込まれる。

  連邦雇用庁のシーレ理事は発表文で「労働市場の展開は引き続き好調だ」とし、「経済活動が活発化する春の訪れとともに失業者数が減少すると同時に、雇用の伸びは衰えず新規採用の需要も引き続き高い」と指摘した。

  30日発表された3月の独インフレ率は1.5%と、2016年8月以降で初めて前月を下回った。エネルギー価格による物価への影響が和らいだ。

  EU統計局(ユーロスタット)が31日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.5%上昇と、2月の2%上昇から鈍化、エコノミスト予想の1.8%も下回った。欧州中央銀行(ECB)は域内のインフレ率について、1-3月(第1四半期)にピークに達すると予想していた。

原題:German Unemployment Slides to Record Low as Economy Booms (1)(抜粋)
Eurozone March Flash CPI +1.5% Y/y; Est. +1.8% Y/y

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE