仏大統領選の番狂わせ示唆、マクロン氏に落とし穴も-ネット分析会社

  • インターネット上ではルペン氏とフィヨン氏に勢いとの見方広がる
  • 世論調査では独立系マクロン氏のリード鮮明

フランス大統領選にはまだひそかにサプライズが用意されているかもしれない。

  独立系候補のマクロン前経済相は共和党のライバル、フィヨン元首相が1月に金銭的スキャンダルでつまずいて以来、次期大統領に就任する最有力候補に浮上しているが、オンライン上の話題を分析する企業2社によれば、マクロン氏の立場は世論調査が示すほど安泰ではない可能性がある。

  カナダのケベック州に本拠を置くフィルテリス社は、フィヨン氏がマクロン氏をしのぎ、ルペン国民戦線(FN)党首と共に5月7日の決選投票に臨むという波乱もあり得ると指摘する。仏大統領選に関する複数の世論調査結果をブルームバーグが集計した総合指数ではマクロン氏は6ポイントのリードだが、フィルテリスはオンライン上のコメントやハッシュタグを追跡し各候補の支持を分析してこうした見方を示した。

  フィルテリスの創業者ジェローム・クタール氏は、「データを処理し質的フィルターを通した上で、各候補に関するうわさや話題を検証し、ポジティブな情報とネガティブな情報のバランスを測定している。科学的専門知識を利用し、政治分析を提供している」と説明した。

  ニューヨークを拠点とするプリデータも同様の技術を使い、昨年の英国民投票の結果を正しく予測していた。米大統領選ではヒラリー・クリントン氏、イタリアの改憲を巡る国民投票ではレンツィ前首相がそれぞれ勝利すると予想して外れたが、仏大統領選については世論調査でマクロン氏の強さが過大評価されている可能性があり、フィヨン氏とルペン氏は勢いを増しつつあると指摘した。

原題:French Upset Signaled by Internet Chatter Flagging Macron Flaws(抜粋)

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