スペースX、初のロケット再利用に成功-打ち上げ費用減で大きな節目

  • 再利用ロケットは通信衛星を軌道に乗せた後、大西洋の船に帰還
  • 最終的には宇宙飛行の大革命になるだろう-マスク氏

SES-10 launch.

Source: SpaceX

イーロン・マスク氏率いる宇宙ベンチャー企業、米スペースXは30日、再利用したロケット「ファルコン9」を打ち上げ、再び回収に成功した。打ち上げコストの低減に向けて大きな節目になった。

  スペースXはロケットを打ち上げ、顧客であるルクセンブルクのSESの通信衛星を軌道に乗せた後、大西洋上のドローン船に戻った。カリフォルニア州にあるスペースX本社で打ち上げを見守っていた人々からは大きな歓声が上がった。ここまでたどり着くのに15年を要したスペースXの創業者、マスク氏にとっての最終目標は火星への移住だ。

  マスク氏(45)は米フロリダ州ケープカナベラルにある米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターから、「これは最終的に宇宙飛行の大革命になるだろう」と話した。

  宇宙旅行はエンジンやカプセルなど設備が費用の大半を占めており、これらは使い捨てが基本だ。マスク氏やアマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏などの資産家は、ロケットの再利用で競っている。これはかつて常軌を逸したアイデアとして片付けられていたが、実現すれば劇的にコストを減らせる。

  今回使用されたロケットは昨年4月に打ち上げられ、無人のドローン船に無事着陸し回収したものだった。マスク氏は先月、スペースXが2018年後半に「かなりの額の手付金」を支払った民間人2人で月の周回旅行を実施すると発表している。

原題:SpaceX Pulls Off First Reused Rocket Mission in Musk Triumph (1)(抜粋)

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