南アのズマ大統領、財務相ら解任で与党分裂のリスク-格付けに打撃か

  • ゴーダン財務相の後任にギガバ内相を起用、他の8閣僚も入れ替え
  • 通貨ランドは続落、週間ベースでは約1年ぶりの大幅安へ

南アフリカ共和国のズマ大統領は30日、ゴーダン財務相ら閣僚9人を解任した。今回の大掛かりな解任劇でズマ氏自身も大統領の座が危うくなる恐れがあるほか、同国の投資適格級格付けを脅かし、結党105年のアフリカ民族会議(ANC)が分裂するリスクもある。

  ゴーダン財務相の後任には金融やビジネスの経験の乏しいギガバ内相が起用された。30日深夜の内閣改造は与党ANCの分裂やズマ大統領に対する反発の引き金になりかねない。通貨ランドは続落し、今週は約1年で最大の下げとなる見込みだ。

  投資家の間では、歳出抑制に取り組むゴーダン氏の人気が高かった。今回の解任についてANCの最高幹部6人のうち3人と同党と協力関係にある南アフリカ共産党は反発。一部の閣僚は大統領と対立する構えを見せているという。

  今回の内閣改造は南アフリカの信用格付けに打撃を与えそうだ。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは同国をジャンク級(投機的水準)より2段階上とし、見通しを「ネガティブ(弱含み)」としているが、4月7日に同国の信用力に関する調査結果を公表する予定。S&Pグローバル・レーティングとフィッチ・レーティングスは昨年遅くに、投資適格級で最低の格付けを据え置いている。

  二大野党の民主同盟と経済的解放の闘士はズマ大統領の不信任投票を申し立てている。
  
  

原題:Zuma’s Night of Long Knives Risks ANC Split, Credit Rating (2)(抜粋)

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