NY外為:ドルが対ユーロで上昇、経済統計で景気見通しが改善

更新日時

30日のニューヨーク外国為替市場でドルが対ユーロで上昇。2週間ぶり高値をつけた。朝方発表された経済統計で個人消費と企業利益の増加が示された。

  ドルは主要通貨の大半に対して上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は3週間ぶりに週間ベースで上昇する見通しだ。CNBCの朝方の報道を手掛かりにドルは下落していたが、その後下げを埋めた。CNBCが政権内の複数の関係者の情報を基に報じたところによると、トランプ米政権は通貨が過小評価されていると同政権が考える諸国を罰する権限の範囲について調査している。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。ドルはユーロに対して0.9%上昇して1ユーロ=1.0674ドル。対円では0.8%高の1ドル=111円92銭。

  ユーロは対英ポンドで下落。一時50日移動平均と200日移動平均を割り込んだことから一部トレーディングモデルの方向性を変えるきっかけになったと、モントリオール銀行の外為戦略グローバル責任者、グレッグ・アンダーソン氏(ニューヨーク在勤)は話す。同氏は「それでも0.8500ポンドを下抜けるまでは対ポンドでのユーロ売りを続けるだろう」と述べた。

  米商務省が30日に発表した第4四半期の米実質国内総生産(GDP)確定値は前期比年率2.1%増と、改定値の1.9%増から上方修正された。経済で最も大きな部分を占める個人消費は3.5%増と、改定値の3%増から修正。企業利益は前年同期比9.3%増と、2012年以来の大きな伸びとなった。

原題:Dollar Rises to Two-Week High as U.S. Data Buoy Economic Outlook(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE