ECBのQE、来年1月から縮小始めるべきだ-クノット氏

  • インフレ指標の改善はQEの根拠がなくなったことを意味する
  • 利上げはテーパリング開始後に行うべきだ

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、クノット・オランダ中銀総裁は30日、ECBは量的緩和(QE)政策を来年1月から縮小し始めるべきだとの考えを示した。

  同総裁はアムステルダムで記者会見し、「政策が予測可能であることは重要だ。ECBは今年12月まで資産購入を続けると発表している。その後はできる限り速やかに縮小していくべきだ。購入プログラムの根拠がなくなったからだ」と語った。

  景気回復が裾野を広げ、ユーロ圏経済は英国の欧州連合(EU)離脱や域内で続く選挙など数々の不透明性を今のところうまく乗り切っている。インフレも上昇。このためECBに債券購入プログラムの出口戦略を計画するよう求める圧力が強まっている。

  クノット氏は「デフレのリスクは、購入プログラムの開始時点において本物だったとしても、現在は消失した」とし、「相当に高い流動性水準と既に極めて低い金利を考えると、追加の流動性や一段の金利低下による付加価値は限られる。現段階で、これらが与信や投資、消費をほとんど拡大させることはないだろう」と分析した。

  ECBの緩和策解除は段階的に行うべきで、利上げは債券購入をテーパリングした後に実施すべきだとも主張。「金融政策を正常化する道筋についてわれわれがこれまでに伝えてきたことには合理的な順序がある」と述べた。

原題:ECB Stimulus Should Start Disappearing From January, Knot Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE