中国から撤退する外国人投資家もいる中で、UBSアセット・マネジメントが世界3位の債券市場である中国での存在感を高めつつある。

  約6450億ドル(約72兆円)相当を運用するUBSアセットのアジア太平洋債券責任者ヘイデン・ブリスコウ氏は、「われわれは実際に倍賭けしている。株式・債券のポートフォリオマネジャーやトレーダー、そのサポートチームの採用を進める」と述べた。

  中国は本土債券市場を開放しつつあるが、人民元建て債の外国人保有比率はわずか3%。ただ、ブルームバーグ・バークレイズやJPモルガン・チェース、シティグループなどのグローバル債券指数に中国が組み込まれれば、高利回りを追求する世界中の投資家から資金が集まると予想されている。

  シティグループ・インデックスは今月、同社の一部指数に中国本土のソブリン債が加わる方向だとしながらも、主要な指標である「ワールド・ガバメント」債券指数には採用されないと説明。ブルームバーグが所有するブルームバーグ・バークレイズは中国の債券指数を抜本的に見直し、「グローバル・アグリゲート+チャイナ」指数を3月1日に始めた。

  ブリスコウ氏によれば、世界的指数への中国債の組み入れは「全員に準備せよと促す威嚇射撃」だ。同氏は採用を予定している人員数についてはコメントを控えたが、中国で外資独資企業(WFOE)登録を申請していると話した。

原題:UBS Asset ‘Doubling Down’ on China’s $8 Trillion Bond Market (1)(抜粋)

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