欧州議会は英国の欧州連合(EU)離脱を巡る当初の交渉を、離脱条件の詳細に限定しようとしている。それが合意できて初めて、英国とEUの将来の関係などに協議を広げる方針だ。

  ブルームバーグニュースが入手した来週採決予定の決議案草稿によると、欧州議会は移行期の措置を最長3年とすることも目指す。この決議案の内容は、離脱条件の交渉と平行して将来のEUとの関係を協議したいメイ英首相の意向に反する。欧州議会の決議に法的拘束力はなく、議会代表者が交渉に立ち会うこともないが、欧州議会はEU首脳のあらゆる合意に拒否権を持つ。

  決議案では、英国の離脱条件について「大きな進展」が得られて初めて、離脱後の枠組みや移行期の措置に関する交渉を開始するべきだと主張している。

  メイ英首相はトゥスクEU大統領に宛てた書簡で、離脱条件と併せて英国とEUの将来の協力関係を決定するべきだと呼び掛けた。これに対しトゥスク大統領は、交渉の第一段階は「秩序ある離脱のための重要事項」に専念する必要があるとの考えを示した。

  決議案はまた、英国がEU加盟国でいる間は第三国との貿易協定を交渉できないと言明。英国とEUに残る加盟国との二国間または多国間協定もEU法に抵触すると「警告」している。

原題:EU Lawmakers Seek to Draw Red Line Over Sequence of Brexit Talks(抜粋)

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