ドイツ銀行は、米国で不良化した住宅ローン債権が足りないことに気付いた。

  同行は住宅ローン担保証券(MBS)を巡る米当局との合意で、借り手救済のため41億ドル(約4550億円)を拠出することを約束した。それには返済に行き詰まっている借り手が必要だ。

  だがATTOMデータ・ソリューションの調査によると、2月の差し押さえ件数は2010年のピーク時から7割近く減少。借り手はすでに住宅ローンの条件を更新したか、差し押さえを受けたかした様子だ。

  こうした状況を受けてドイツ銀は、金融機関に融資条件を緩和させるための資金を提供することを計画したものの、すべてをカバーするにはコストがかかり過ぎる可能性がある。そこで、サブプライムの借り手に対する融資を間接的に資金支援する方策を検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  方法としては、信用力の比較的低い借り手に政府保証付き住宅ローンを提供する金融機関にドイツ銀が融資することが考えられると、関係者が説明した。住宅価格の最低3%の頭金で利用できる米連邦住宅局(FHA)の保証付きローンなどが対象になるという。この種のローンはデフォルトリスクが高いが、サブプライムの借り手にとって金融危機以降の住宅ローン利用で一般的な手段となっている。

  ドイツ銀行の広報担当者はコメントを控えた。FHAの監督官庁である住宅都市開発省の広報担当者もコメントを求める取材に応じなかった。

原題:Deutsche Bank Said to Consider New Home Lending for Settlement(抜粋)

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