米ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ会長兼最高経営責任者(CEO)は同社の経営を建て直すだけでなく、昨年通期の利益は過去最高を更新した。しかしウォール街にとってはこの実績も十分ではない。

  過去最高益でも、ヘッジファンドマネジャーで著名投資家のデービッド・アインホーン氏も含め株主らは満足していない。同氏は28日、GMが既存の普通株式とは別の新種の普通株を発行すべきだと提案した。GM取締役会は同案の拒否を決めたが、この提案は、バーラ会長が他社からうらやましがれる業績を株価上昇につなげられていない状況を浮き彫りにした。

  こうした業績と株価のギャップのせいで、GMはアクティビスト(物言う株主)やヘッジファンド、合併を志向する競合会社のターゲットとされ続けている。またGMはフォルクスワーゲン(VW)などのように政府や創業家による株式保有で、アクティビストらの動きを封じることもできない。

  ウォール街アナリストとしてGMを担当した経験を持ち、同社に関する著作もあるメリーアン・ケラー氏は電話インタビューで、「GMのライバル会社であるトヨタやVWのどれも、こうした問題を抱えていない」とした上で、アインホーン氏が提案した年間配当を受け取れる権利が付いた普通株発行の提案について「理にかなっていない」と指摘した。

原題:Einhorn Was Rejected by GM, But He Revealed Barra’s Big Problem(抜粋)

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