米格付け会社S&Pレーティングは、ドイツ銀行コメルツ銀行の格付けをいずれも引き上げた。ドイツ法の遡及(そきゅう)的改正に伴い優先順位の高い債権者の安全性が高まると指摘した。

  28日遅くの発表文によれば、S&Pはドイツ銀とコメルツ銀の格付けを共に「BBB+」から「A-」に1段階引き上げた。イタリアの銀行ウニクレディトのドイツ部門とドイチェ・ファンドブリーフバンクも格上げした。

  S&Pは1月1日実施の法律によって「特定の長期一般上位無担保債は、会社整理や清算に際し遡及的に劣後商品となると指摘。ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)の指針に関する同社の理解を基にすれば、この改正により上位債権者を保護するバッファーが改善したと分析した。

  同社は4行の全体的格付けは引き上げた一方で、上位劣後債に再分類された各行の債券333銘柄を格下げした。引き続き上位無担保債として扱われる91銘柄の格付けは引き上げもしくは据え置いた。

原題:Deutsche Bank, Commerzbank Upgraded by S&P on German Law Change(抜粋)

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