28日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  SUMCO(3436):前日比5.4%高の1808円。メリルリンチ日本証券は投資判断「買い」を強調した。同証台湾カンファレンスや台湾各社への取材などを通じ、ウエハー業界などへの強気スタンスが深まるとしたうえで、台湾市場を中心にシリコンウエハー価格は上昇しており、月を経るにつれて需給逼迫(ひっぱく)感は強まっていると指摘。シリコンウエハー業界は競争の少ない業界へ変貌する可能性が出てきており、SUMCOなどにポジティブとみる。

  グンゼ(3002):5.7%高の465円。みずほ証券は27日に目標株価を440円から500円に引き上げた。アパレル事業の収益回復の本格化に加え、発表された電子部品事業の台湾子会社清算で、懸念のタッチパネル事業の赤字が大きく改善する可能性を指摘。2018年3月期ガイダンス発表時に同事業の黒字化が明確になれば、評価は一段と上昇する可能性があるとみる。17年3月期営業利益予想を45億円から50億円(会社計画40億円)、来期を60億円から67億円に増額。投資判断は「買い」を継続した。

  ブリヂストン(5108):1.7%高の4554円。6月1日から6年ぶりに国内市販用タイヤを値上げする、と日本経済新聞(電子版)が28日午後に報じた。主原料である天然ゴムや合成ゴム価格が上昇しているためで、乗用車用夏向けで平均6%、トラック用なども値上げするとした。報道を受けて午後の取引で株価が上げ幅を拡大。その後、同社は6-10%の値上げをすると正式発表した。

  日新製鋼(5413):3.2%高の1458円。モルガン・スタンレーMUFG証券は27日に投資判断「オーバーウエート」で調査を再開した。国内の薄板需給改善によるメタルスプレッド回復や操業トラブルからの回復などで18年3月期は大幅増益になると予想。17年3月期経常利益は57億円(会社計画55億円)、来期230億円、再来期260億円を見込む。新日鉄住金による株式公開買い付け(TOB)完了後の株価下落で上値余地が拡大、来期ガイダンス公表がポジティブカタリストになるとみる。目標株価は2150円。

  新日本電工(5563):9.1%高の373円。立花証券は27日に投資判断を「やや強気」に設定した。17年12月期は主力の高炭素フェロマンガンや電池材料の好転により大幅な利益改善が見込まれ、経常利益は前期比3.7倍の60億円と、会社計画の40億円から上振れを予想。今期予想PERで9倍と株価に割安感もあるとみる。

  すかいらーく(3197):4.3%安の1646円。親会社ベインキャピタルによる保有株の海外での一部売却について、売却価格を1株1635円に決定したと28日発表。売却価格は27日終値を4.89%下回る水準で、これにさや寄せする格好となった。

  ライトオン(7445):4.2%安の960円。17年8月期営業損益計画を12億5000万円の黒字から20億円の赤字に下方修正する、と28日午前に発表した。 冬物商品の販売が苦戦したことなどで3%減と想定していた既存店売上高は8%減に落ち込む見通しとなった。

  MUTOHホールディングス(7999):3.4%安の256円。17年3月期純損益見通しを4億円の黒字から1億5000万円の赤字に下方修正すると発表。中国などアジア諸国の景気減速の影響で売上高が減少したほか、投資有価証券の評価損計上も響く。7円を計画していた期末配当は3円50銭に減額した。

  パナソニック(6752):3.1%高の1232円。ドイツ証券は27日、18年3月期以降は利益成長フェーズに回帰するとの見方を踏まえ、業績予想を増額修正した。足元の白物家電の販売好調の影響を織り込み、今期営業利益予想を2574億円から2759億円へ変更。太陽電池の海外向けの出荷数量の増加や構造改革の効果により、来期は3570億円から3735億円、19年3月期は4136億円から4533億円に引き上げた。目標株価は1500円から1600円に変更。

  ACCESS(4813):7.7%高の1061円。岩井コスモ証券は27日に投資判断「A(アウトパフォーム)」で調査を開始した。IoT社会の本格化へ向けてインターネット関連ソフト開発に強みを持つ同社の活躍余地が広がると予想。携帯電話からIoT分野などへ成長ドライバーをシフト、18年1月期は8期ぶりの増収を見込む。任天堂ゲーム機「スイッチ」関連のライセンス収入の増加などもあり経常利益は10億円と会社計画(8億円)を上回る大幅増益が期待できるとした。

  リソー教育(4714):4.5%高の674円。18年2月期経常利益は前期推定比2割増の25億円になる見込みだと日本経済新聞朝刊が報じた。首都圏で新たに学習塾を開校し、生徒数が増えるという。年間配当は28円と、前期推定の25円に3円程度上乗せする公算が大きいとしている。

  倉庫精練(3578):11%高の138円。非上場の丸井織物(石川県鹿島郡)が子会社化を目的にTOBを実施すると発表。TOB価格は1株148円で27日終値を19.4%上回る水準で、これにさや寄せする形で買いが集まった。

  ズーム(6694):28日にジャスダック市場に新規上場した。初値は公開価格の1520円に対し、50%高の2278円。レコーディング機器や電子楽器メーカーで、ミュージシャンのための高音質カメラであるハンディレコーダーなどの製品を展開。17年12月期業績予想は、売上高が前期比0.8%増の60億1900万円、営業利益は3.8%増の2億2900万円、EPSは110.65円。終値は1885円。

  No.1(3562):28日にジャスダック市場に新規上場した。初値は公開価格の1570円に対し、2.2倍の3460円。企業のオフィス環境や業務効率の改善をトータルでサポート、複合機やビジネスホン、ウイルス対策ソフトなどを販売、保守・メンテナンスも行う。17年2月期売上高は前の期比5.6%増の71億7400万円、営業利益は13%増の3億300万円、EPSは213.68円だったもよう。終値は3220円。

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