中国経済:3月に力強さ増す、発表早い民間指標が示唆-見通しも改善

  • 5つの民間指標がいずれも前月の水準上回る
  • 中小企業指数は上昇、セールス担当者指数が1年8カ月ぶり高さ

中国経済は3月に力強さを増し、先行き見通しも改善が進んでいる。最も早く発表される最新の民間経済指標が示した。

  ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)と復旦大学(上海)の合同プロジェクト、チャイナ・エコノミック・パネル(CEP)が発表した今後1年の期待指数は2月のマイナス4.2からプラス14.5に改善。一方、現状指数はプラス3.3と前月のプラス4.3から低下した。同調査は世界の金融市場専門家を対象に実施され、肯定的に回答した割合から否定的に回答した割合を差し引いて発表している。

  商業衛星の画像を使って数千に上る産業施設の動向を観察している米スペースノウが公表した3月の中国サテライト製造業指数は51.8と、前月の51.1から上昇。5年ぶりの高水準近辺にある。中国政府の製造業購買担当者指数(PMI)と同様、50を上回ると活動拡大を示す。

  スタンダードチャータードが発表した3月の中小企業景況感指数は60に上昇。約2年ぶりの高い水準を付けた。同行のエコノミスト、ヤン・セ氏は電子メールで、投資は今後数カ月も堅調が続く公算が大きいが、規模が小さめの企業はこうした回復の持続性に確信が持てていないと指摘。「これは一時的なもので、中国経済はなお下押し圧力にさらされている可能性があると見る向きは多い」と説明した。

  ワールド・エコノミクスのセールス担当者景況感指数は3月に52.2へと上昇。1年8カ月ぶりの高水準となった。

  3月のS&Pグローバル・プラッツ・チャイナ・スチール・センチメント指数は49.19と、前月の25.21から大きく上昇した。同指数は中国が拠点のトレーダーや製鋼所など約75-90の市場参加者を対象とする調査が基になっている。

原題:Earliest China Data Show Strong March Activity, Brighter Outlook(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE