国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は反発、円高の勢い一服し業績期待-金融や素材など広く買い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は反発した。為替市場で円高の勢いが一服するなか、前日の大幅安の反動が出やすく、電機や機械など輸出株、銀行や証券などの金融、ガラスやゴムなど素材関連が高い。アナリストが強気スタンスを強調したSUMCOなど金属製品も上昇。

  TOPIXの終値は前日比20.44ポイント(1.3%)高の1544.83、日経平均株価は217円28銭(1.1%)高の1万9202円87銭。日経平均は午前に127円高まで上げ幅を縮めたが、持ち直した。TOPIXは前日の下げを埋めた。

  SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは「オバマケア代替法案の撤回で米政権の政策実現性が不安視されたが、減税という取り組みやすい法案に集中することで期待はつながった」と指摘。日経平均は午前に上げ幅を縮小してもすぐ戻し「個人などは押し目を狙っているとみられ、相場は失速しない」とみている。

  東証1部業種別指数では値上げ期待のブリヂストなどゴム製品、メリルリンチ日本証券が強気スタンスを強調したSUMCOを含む金属製品が上昇率上位。配当利回りが高い卸売や証券も上位。売買代金上位ではドイツ証券が業績予想を増額したパナソニックが高く、みずほフィナンシャルグループ、コカ・コーラウエスト、東京エレクトロン、日本電産、富士通も上昇。半面、筆頭株主のベインキャピタルが保有株式を海外で売却するすかいらーくは大幅安。任天堂やJR九州、東燃ゼネラル石油も安い。

  • 東証1部の売買高は19億13万株、売買代金は2兆4150億円
  • 値上がり銘柄数は1804、値下がり銘柄数は153

●債券下落、日本株反発や円高一服で売りやや優勢-超長期は堅調

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。日本株の反発や円高一服で売り圧力がかかった。米トランプ政権の政策運営に対する懸念を背景としたリスク回避の動きが緩和している。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比4銭安の150円43銭で取引を開始。一時150円38銭まで切り下げた。午後は150円46銭まで下げ幅を縮める場面もあったが、結局は2銭安の150円45銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「アジア時間は株高・円安方向で、一気にリスクオフが加速する展開にはなっていない」と指摘。「期末を控えて動意に欠ける中で、リスク改善の流れから先物主導でやや売られている」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)上昇の0.06%で寄り付き、一時は0.065%まで売られる場面もあった。その後は寄り付きの水準に戻している。

  財務省が残存期間5年超-15.5年以下の国債を対象にこの日に実施した流動性入札の結果は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が2.97倍と、前回の同ゾーンの入札から低下した。

  一方、超長期債は堅調。新発20年物の160回債利回りは1bp低い0.625%で推移。新発30年物54回債利回りは1.5bp低い0.82%、新発40年物の9回債利回りは一時1bp低い1.015%まで買われている。

●ドル・円は110円台後半、トランプ政権の政策不透明感が重しに

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台後半で推移した。前日の米株式相場が持ち直したことで、ドル・円の短期的な下落リスクへの警戒が和らいだ半面、トランプ政権による成長策を巡る不透明感が重しとなった。

  午後4時3分現在のドル・円相場は前日比0.1%高の110円71銭。前日のニューヨーク時間に一時110円11銭と昨年11月18日以来の安値を付けた後、米株の下げ幅縮小に連れて110円台後半まで戻した流れを引き継いだ。仲値にかけて一時110円83銭まで上昇した後、110円53銭まで反落。その後、ロンドン時間入りとともに南アフリカ・ランド主導でドルが買われたの受けて、ドル・円もやや強含む場面が見られた。

  ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、ドル・円について「海外時間の動きで110円前半でのドルの押し目買い意欲は確認された」と言う。トランプ政権の税制改革に関しては、「財政中立といった点や財源の問題などから規模は小さくならざるを得ないが、それでも何らかの行動を促すという意味で税制改革は実施するだろう」と指摘。「具体的な数字がどうなるかで成長のペースも米国の利上げのペースも変わる。それを踏まえた上で、市場の期待とそのポジションがどうなっていくかが焦点」とみる。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE