米国株:下げ縮小、ヘルスケア法案の断念嫌気も成長政策見極めへ

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27日の米株式相場は下落。下院共和党がヘルスケア法案の採決を断念したことを嫌気し、リスク資産に売りが広がった。ただ今後の成長政策を見極めようとの見方も次第に台頭し、株価は下げ幅を縮小した。S&P500種株価指数は一時1%近く下落していたが、その下げをほぼ埋める展開となった。

  共和党の焦点が減税や規制緩和に移る中、この日は病院経営関連の上げが目立った。銀行株は下げを縮小した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%下げて2341.59。一時0.9%安となる場面もあった。ダウ工業株30種平均は0.2%安の20550.98ドル。

  S&P500種の業種別11指数では金融や資本財・サービス、公益、不動産などが下落。不動産と公益は一時上げていたが、下げに転じた。

  ヘルスケア法案の採決断念後、トランプ大統領は税制改革に着手する意向を示した。

  ゲーブカル・リサーチのアナリスト、タン・カイ・シャン氏はリポートで、「税制改革への障害は、少なくともヘルスケア法案をめぐる障害と同じくらい大きい」とし、「財政・規制改革にかかる時間は、多くの投資家が当初想定していたよりもずっと長いことが極めて明確になった」と続けた。

  HCAホールディングスやユニバーサル・ヘルス・サービシズ(UHS)が高い。医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃断念が病院運営株のプラスに働くとの見方が広がった。

  KBW銀行指数は0.4%下落。ゴールドマン・サックス・グループはダウ平均で2番目に大きな下げとなった。
  
原題:U.S. Stocks Pare Losses as Health-Care Shares Gain, Bonds Rally(抜粋)
原題:Risk Rout Eases as U.S. Stocks, Dollar Trim Losses: Markets Wrap(抜粋)

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