米シカゴ連銀のエバンス総裁は、インフレや政府支出の見通しをめぐる不確実性を考慮すれば、年内の米利上げ回数は2回が適切になる可能性があるとの認識を示した。

  総裁は27日にマドリードでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「私が自分の予想に自信を深めた場合は、それが良い目安となって恐らく3回の利上げを支持する可能性がある」とした上で、「不確実性が若干強まれば、2回が適切になる可能性がある」と説明した。

  今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つエバンス総裁は、3月の会合で利上げに賛成票を投じた。

  インタビューで総裁は、「米国のインフレ率が持続した形で2%に達するか否かが、比較的大きな不確実性の一つだとなお考えている。よって、私としては利上げで先走りたくない。ただ、3月の利上げは完全に受け入れ可能だと考えた」と語った。

  エバンス総裁は米経済の健全さについて楽観的な見解を示し、労働市場にスラック(たるみ)が残されているかどうか「はっきりしない」と発言。またトランプ政権と共和党が過半数を握る議会が実行に移す可能性のある財政刺激策の規模と時期を予測することの難しさを強調した。

  同総裁は昨年12月のFOMCで各参加者が提出した経済予測に言及し、景気押し上げにつながる財政刺激策の効果の「一部は2017年にもたらされると、恐らく先走って考えた」が、3月の予測では想定される効果の「ほとんどを18年に先送りした」と説明した。

原題:Fed’s Evans Sees Only Two 2017 Hikes If Uncertainty Lingers (1)(抜粋)

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