Z/Yenグループの最新の調査で、ロンドンは世界一の金融センターの座を維持したが、英国の欧州連合(EU)離脱の影響を巡る不透明感からアジアのライバル都市との差は縮まった。

  1000ポイントを満点として金融センターとしての競争力を測るZ/Yenの世界金融センター指数(GFCI)によると、2位はニューヨークで変わらず。ただ、ニューヨークもドナルド・トランプ氏の米大統領当選以降に生じた懸念でスコアが低下。ロンドンとニューヨークはスコアをそれぞれ13ポイントと14ポイント落とし、上位50都市の中でカナダのカルガリーを除いて最大の低下幅を記録した。

  アジアの2大金融センター、シンガポールと香港はいずれもトップ2都市との差を縮め、27ポイント以内にこの上位4都市がひしめくことになった。

  Z/YenのアソシエートディレクターでGFCIをまとめたマーク・イアンドル氏は「われわれは不確実な時代に生きている。金融の業界人は不透明を嫌う」とし、「英国のEU離脱決定が欧州を不透明にし、ドナルド・トランプ氏が大統領に選ばれたことは世界を不透明にした」と指摘した。

  英国のEU離脱でロンドンからバンカーが移る候補地として最有力のフランクフルトとダブリンはそれぞれ23位と33位。パリは29位だった。

  GFCIは金融サービスに従事する3000人以上を対象としたオンライン調査に、事業環境や金融業界の発達度、インフラ、人材、評判などの外部要因を加味して算出する。

原題:London Remains Top Financial Center in Survey Despite Brexit(抜粋)

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