イングランド銀行(英中央銀行)が国内の大手銀行を対象に実施する2017年のストレステスト(健全性審査)は、大幅な景気落ち込みやポンド下落を想定する。

  英中銀が27日公表したストレステストの概要によると、逆境シナリオでは最初の1年間で4.7%の景気縮小に加え、ポンドの対ドルでの32%下落、インフレ率5%への上昇が18年末までにあると織り込む。

  英中銀は逆境の理由が欧州連合(EU)離脱だと明言はしていないが、離脱プロセスが秩序あるものになるかどうかが金融安定へのリスクを左右するとしている。メイ首相は29日に書簡で離脱の意向を他のEU首脳らに伝え、プロセスを開始する予定。

  テスト対象となる銀行は、HSBCホールディングスとバークレイズ、ロイズ・バンキング・グループ、ネーションワイド・ビルディング・ソサエティー、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)、サンタンデールUK、スタンダードチャータードの7行。21年までの5年間が対象期間となる。

原題:U.K.’s Biggest Banks Tested for Deep Recession in BOE Scenarios(抜粋)

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