仏大統領選でマクロン氏勝利を61%予想-EUにプラスとエコノミスト

  • 財政赤字改善が最も進み、設備投資が最も増えるのはフィヨン氏
  • ルペン氏勝利なら経済の改善には全くつながらないとの見方も

フランス大統領選(4-5月に実施)で独立系のマクロン前経済・産業・デジタル相が勝利するとエコノミストの圧倒的多数が予測していることが、ブルームバーグの調査で明らかになった。マクロン氏が当選した場合、諸政策の中で欧州連合(EU)との関係が最も改善されるとエコノミストらは考えている。

  39人のエコノミストを対象に20-23日に実施した調査では、マクロン氏が次のフランス大統領になる平均確率は61%、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は20%、最大野党・共和党など中道・右派陣営の候補であるフィヨン元首相は18%との結果が示された。また、マクロン氏が勝利する場合、EUとの関係が改善されると43%が回答。フィヨン氏が大統領になれば、財政赤字の改善が最も進み、設備投資が最も増えると考えられていることも分かった。

  労働市場の改善とEUへの深い関与の継続という点では、マクロン氏が最も望ましい候補と受け止められた。ルペン氏勝利の場合、フランスの安全保障と防衛の改善に寄与すると考えるエコノミストもいるが、全体の約3分の1がどの分野の改善にもつながらないとの見方を示した。

  ING銀行のシニアエコノミスト、ジュリアン・マンソー氏(ブリュッセル在勤)は「マクロン氏の勝利は、現時点でのわれわれのメインシナリオであり、欧州と投資にとってプラスだ。だが、完全に自分の味方にはなりそうにない政府の運営に取り組むことを強いられ、左派と右派の両方をまとめていかなければならず、それは危険に満ちた仕事であることが分かるだろう」と指摘した。  

原題:Economists See Macron Win in France Most Positive for Europe(抜粋)、Economists See Macron Win in France Most Positive for Europe(抜粋)

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