【個別銘柄】大和証G下落、米金利低下で保険株軟調、ベル24H高い

更新日時

27日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  大和証券グループ本社(8601):前週末比3.8%安の696円。JPモルガン証券は24日、1-3月(第4四半期)の経常利益は354億円と実質的に前の四半期比横ばいだが、特別損失計上で純利益は132億円と約半減すると推定した。英現地法人での訴訟に関する引当金165億円を行うと仮定したため。この純利益を基に下期配当を行う場合、約10円と上期の13円から減少すると推定され、年換算配当利回りは2.8%と同社の最近の配当利回りよりも低い水準となり、短期的に株価の重しになるとみる。証券株指数は3.2%安で東証33業種の下落率1位。

  保険株:第一生命ホールディングス(8750)は3%安の2023.5円、T&Dホールディングス(8795)は2.4%安の1649円、東京海上ホールディングス(8766)は2.3%安の4782円など。米国では24日に採決が見込まれていたオバマケア代替法案を下院共和党が撤回、トランプ政権の政策実行力が疑問視される中で週明けの東京時間に米10年債利回りは2.37%付近まで低下、利ざや縮小が懸念された。東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは、米政権の政策の不透明感がマーケットの不安材料になっている印象、トランプ氏の言動にも当初の勢いがなく、米長期金利低下につながっている、との見方を示した。

  ベルシステム24ホールディングス(6183):3.3%高の981円。2017年2月期営業利益は前の期比8.1%減の81億6000万円になったようだと発表。人件費増や新規案件での先行経費などが響き、従来計画から11%下回ったが、みずほ証券では人件費上昇分の価格転嫁の遅れなどはすでに第2四半期以降に顕在化しておりサプライズはないと指摘。18年2月期は人件費上昇分の価格転嫁浸透に伴う高い増益率も期待できることから、当面の悪材料は出尽くしたとみる。投資判断は「買い」を継続した。

  TASAKI(7968):400円(23%)高の2176円でストップ高。経営陣による自社買収(MBO)で、株式非上場化を目指すと発表。MBKパートナーズグループが出資するスターダストが1株2205円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は24日終値1735円を27.1%上回る水準で、これにさや寄せする形で買いを集めた。

  ヒビノ(2469):7.6%高の4810円。いちよし経済研究所は24日に投資判断「買い」、フェアバリュー6400円で調査を開始した。「音響」、「映像」、「照明」統合型ソリューション企業への飛躍を予想。音響機器販売・施行事業では、東京五輪開催などに関連し複数分野で需要が喚起される可能性が高いとしたほか、コンサート、ライブなどの開催件数の増加で、リピート顧客増加による演出ニーズの高まりが同社の機材需要につながるなどとした。

  共栄タンカー(9130):6.2%安の242円。17年3月期純利益計画を12億円から7億円に下方修正する、と24日に発表した。従来の前期比17%増益から一転32%減益を見込む。船費コストが前回予想を上回る見通しとなった上、固定資産の譲渡益の特別利益計上を翌期に変更、グループ保有の船舶について将来の回収可能性を踏まえ特別損失を計上する見込み。

  池上通信機(6771):6.4%安の147円。3億円の黒字と計画していた17年3月期営業損益を36億3000万円の赤字に下方修正した。第4四半期に見込んでいた国内外の放送市場での設備更新需要で、4Kや8K動向を見定める動きなどから遅延が発生した。棚卸資産の圧縮に伴う評価損の計上も響く。

  東洋鋼鈑(5453):7.6%安の391円。17年3月期純損益予想を2億円の黒字から2億円の赤字に下方修正した。売上高が想定を下回るほか、機械関連事業での製造原価の増加などが響く。また、トルコの持分法適用関連会社でのリラ建債権債務にかかる為替差損の発生も利益を押し下げる。

  セルシード(7776):12%高の619円。台湾のMetaTech社と細胞シート再生医療事業に関する台湾での独占的事業提携契約を結んだと発表した。本契約対価として、食道再生上皮シート・軟骨再生シートそれぞれのMetaTech 社開発進ちょくに応じた目標達成報奨金(マイルストーン収入)など最大12億5000万円程度を受領する予定。

  アイビー化粧品(4918):3000円(26%)高の1万4710円でストップ高。17年3月期に希望小売価格で200億円超の注文を販売会社から受けた、と24日に発表した。200億円に到達したのは創業40年で初めて。今期は昨年9月発売の浸透美活液「レッドパワーセラム」やことし2月発売の新高級スキンケアラインの「ディープパス」などが好評。来期は400億円を目指す。

  GMB(7214):9.7%高の1545円。17年3月期営業利益予想を20億円から26億5000万円に上方修正した。輸出する補修用部品の販売低迷や中国の新車用部品販売の伸び悩みなどで売上高は想定に届かないが、不採算取引の見直しやコスト削減などが寄与した。

  ティーケーピー(3479):27日に東証マザーズに新規上場した。初値は公開価格6060円に対し、74%高の1万560円。国内外で直営貸会議室、ホテル宴会場や研修施設を運営するほか、料飲・ケータリング事業も手掛けている。18年2月期売上高計画は前期見込み比23%増の268億円、営業利益は26%増の32億7100万円、EPSは374円。終値は9970円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE