中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は26日、中国は金融セクターの開放を一段と進める準備をしていると説明した上で、開放を進展させるには海外での中国人投資家の扱いを巡る他国との交渉が伴うとの考えを示した。

  周総裁は海南島で開かれた博鰲(ボアオ)アジアフォーラムのパネル討論会で、自由化される可能性のある分野として銀行と保険、投資銀行、証券会社、決済システムを挙げた。「金融セクターをさらに開放する場合、中国側が何かにアクセスできるようになるのを見極めたい。民間を中心とした中国の投資家が海外でより良好な扱いを受けられるよう非常に関心を持って見ている」と話した。

  周総裁は中国が関与する欧州や日本との貿易交渉に加え、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を巡る交渉や2国間投資協定に関する米国との協議に言及。「交渉の行方というものがある。米国と新政権がこれをどのように進めたいのか決定するのをわれわれは待っている」と述べ、この問題に関する最終的な責任は中国商務省と国家発展改革委員会(発改委)が負うことになると説明した。

  「われわれは欧州や日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と引き続き活発な協議を行っており、今後もこうした協議が続き、有益な成果が得られるよう望んでいる」と語った。

原題:PBOC’s Zhou Signals Financial Opening Will Require Negotiation(抜粋)

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