フランス大統領選の候補で、極右政党の国民戦線(FN)を率いるルペン党首は、自分は混乱を望んでおらず、同国のユーロ離脱の協議開始を年後半まで待つ用意があるとし、自身の政策案について有権者に安心感を与えるよう努めた。

  ルペン氏は26日の仏紙パリジャンでの3ページにわたる有権者とのやり取りで、「われわれが過ちを犯せばそれを認めねばならないが、注意深く行う必要がある」と指摘した。5月の決選投票で勝利すれば、国境管理の復活や工場の雇用の国外移転の阻止を優先課題とすると述べるとともに、ユーロ離脱協議に関し「ドイツ総選挙の結果を待ちたいため、ユーロは最後のステップとなるだろう」と語った。

  20日の仏大統領選の討論会で、中道・右派陣営統一候補のフィヨン元首相がルペン氏について、ユーロ離脱を公約に掲げて「経済的混乱」を招こうとしていると批判したことを受け、最近の世論調査では、ルペン氏は中道で無所属のマクロン前経済・産業・デジタル相に対し支持率で失速しつつある。

ルペン党首
ルペン党首
Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

  ルペン氏はインタビューで「私は混乱を望んでいない」と発言。ユーロ離脱の是非を巡り国民投票を実施すると約束した。

原題:Le Pen Pledges Careful Steps, No Chaos to Appease French Voters(抜粋)

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