香港行政長官に林鄭月娥氏、初の女性-中国指導部が支持した前政務官

  • 世論調査で一般市民の人気がより高かった曽俊華前財政官を破る
  • 親中派が多数を占める選挙委員会による間接選挙で当選

香港行政長官選挙が26日投開票され、中国指導部が支持していた前政務官の林鄭月娥(キャリー・ラム)氏が当選した。

  香港のトップを決める同選挙は、産業界や職能団体の代表や議員らで構成され、親中派が多数を占める選挙委員会(1194人)による間接選挙。林鄭氏(59)の得票率は67%だった。前財政官の曽俊華(ジョン・ツァン)氏(65)は31%で2位に終わった。世論調査では曽氏の方が林鄭氏より高い人気を得ており、選挙委の民主派も曽氏を支持していた。元裁判官の胡国興氏は1.8%。

お辞儀をする林鄭月娥氏と両隣に立つ曽、胡両氏

Photographer: Paul Yeung/Bloomberg

  林鄭氏は当選後に記者団に対し、香港社会がかなり深刻な対立状態にあるとの認識を示し、「分断を癒やしフラストレーションを和らげ、前進のために社会を統合することが私の最優先課題となる」と述べた。

  中国国務院香港マカオ弁公室は同氏について、「中国と香港を愛し、中央政府に信頼され、統治能力を有し、人々の支持を受けている」という基準に合致しているとコメントした。国営の新華社通信が同弁公室報道官を引用して伝えた。

  香港政府の元ナンバー2である林鄭氏は女性として初の行政長官となる。任期は7月1日からの5年間。香港はその日、英国からの返還20周年を迎える。

原題:Hong Kong Elite Elect China-Backed Candidate as City Leader (2)(抜粋)

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