ティラーソン米国務長官、一転してNATO外相理事会出席へ

  • 当初は日程が合わないことを理由に欠席する予定だった
  • 欠席は誤ったシグナルを送るとNATO推進派が批判していた

ティラーソン米国務長官は、北大西洋条約機構(NATO)外相理事会に出席する。国務省が24日発表した。当初は長官の日程が合わないことを理由にシャノン次官が代わりに出席するとしていた。

  発表によると、ティラーソン長官は30日にトルコ、31日にNATO外相理事会が開かれるブリュッセルを訪れる。外相理事会は当初、4月5-6日に予定されていた。NATOのストルテンベルグ事務総長が、ティラーソン氏のスケジュールに合うよう日程の調整は可能だと述べたことを受け、新たな日程について双方が数日間、協議していた。

  トランプ大統領が昨年、NATOを「時代遅れ」と批判し、米国のコミットメントに疑問が生じているだけに、国務長官の欠席は懸念を増幅させるだけだと、NATO推進派は批判していた。同長官が外相理事会出席を見送るとする一方で、4月中にロシアを訪問すると明らかにしたことで懸念がさらに高まっていた。

  国務省はティラーソン氏のスケジュールが合わなかった理由を明らかにしていないが、トランプ大統領は4月初めにフロリダ州で中国の習近平国家主席と会談する可能性がある。米中首脳会談の場に不在となれば、ティラーソン氏が外交政策の決定で中心的な役割を果たしていないとの批判が強まる可能性があった。

原題:Tillerson Will Go to Rescheduled NATO Meeting After Criticism(抜粋)

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