ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、米連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げは軟着陸を目指しており、米国経済は緩やかなペースでの利上げに「問題なく」順応していくと語った。一方、セントルイス連銀のブラード総裁はダドリー総裁の自信に疑問を呈している。

  ブラード総裁は24日、さらに利上げを実施するとの見通しに触れて、「やり過ぎになる可能性があると思う」と発言。テネシー州メンフィス市で記者団に対し、「もしインフレを目標値近辺に維持し、失業率を4.5ー5%にとどめておくことが目的であれば、そう性急に金利を上げる必要はない」と続けた。

  さらにブラード総裁は、「この状況で、先手を打つ必要はない」とし、「インフレや失業率を現在のレベルに維持するにはもっと速いペースで利上げを実行すべきと考えている同僚もいるようだ。私はその必要はないと思う。もっと静観姿勢でいてよいと思っている」と述べた。

  これに先だってダドリー総裁はニューヨーク市立大学ヨーク校の学生と教員を前に同日、「緩和を少し取り除くこと、つまり金利を少し上げることで、おそらく軟着陸を達成し、失業率とインフレに関して経済を現状に維持するであろうと思う」と語った。

  さらにダドリー総裁は、「従って、微妙な調整になる。非常に荒々しいというようなものではない。適切かつ必要なことである。しかし、経済はこれに対して問題なく順応できるだろうと思っている」としている。

原題:Bullard Opposes Two More 2017 Hikes, Dudley Says Fed Taking Care(抜粋)

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