24日の米国債は上昇。米共和党は医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の採決を中止した。これを受け、減税含めたトランプ政権の財政政策の見通しに不透明感が広がった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.41%。ここ3日間はヘルスケア法案の動きが主な材料だった。ヘルスケア法案の採決は当初、23日予定されていたが翌日延期された。それでも可決に必要な票を集めることはできなかった。

  下院共和党はトランプ大統領の指示を受けて医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の採決を中止した。大統領は前日、議席を失いたくないなら法案を支持せよと共和党議員に迫っていたが、最新の法案に反対する共和党議員の数は減るどころか増えていた。

  共和党首脳部の側近によると、ライアン下院議長は採決予定時刻の間際にトランプ大統領から電話で要請を受け、採決中止とした。

  10年債利回りは3日連続で50日と100日移動平均のレンジ内で推移している。30年債利回りは昨年10月以降で初めて100日移動平均を下回って取引を終了した。

  スペイン債など欧州債が総じて上昇したことも米国債の支援材料となった。  
  
原題:Treasuries Rise as Health-Care Bill Faces Uncertain Outcome(抜粋)
GOP Cancels Health-Care Vote at Trump Request as Lawmakers Balk(抜粋)

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