きょうの国内市況(3月24日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、米金利低下や円高が一服-金融や素材、紙パ広く買われる

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  東京株式相場は続伸。米国の長期金利低下が一服、円高の勢いも鈍り、銀行や保険など金融株、化学など素材株、電機や電力、陸運株と幅広い業種が高い。家庭紙製品を値上げする王子ホールディングスをはじめ、パルプ・紙株は上昇率トップ。配当権利取りの動きも株価を押し上げた。

  TOPIXの終値は前日比13.51ポイント(0.9%)高の1543.92、日経平均株価は177円22銭(0.9%)高の1万9262円53銭。

  T&Dアセットマネジメントの山中清運用統括部長は、「米ヘルスケア法案はトランプ米大統領や共和党の政策の目玉で、何らかの形で妥協点を見いだして決着をつける可能性がある」と指摘。米国株が本格調整しなければ、「年3回の利上げが見込まれる中で1ドル=110ー115円のレンジから外れた円高にはなりにくい」とし、日本株も「大崩れの心配はない」と話した。

  東証1部33業種はパルプ・紙、電気・ガス、銀行、保険、化学、建設、陸運、医薬品など30業種が上昇。石油・石炭製品、海運、鉱業の3業種は下落。売買代金上位では、投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる買い増しが判明した東芝が大幅高。三井住友フィナンシャルグループやファナック、ソニー、花王、今期利益計画を上方修正した大林組も高い。半面、三菱電機やJR九州、ヤフーは安い。東証1部の売買高は18億2174万株、売買代金は2兆1456億円。値上がり銘柄数は1559、値下がりは351。

●債券下落、欧米債安や益出し売りが重しとの声-日銀は売り現先を実施

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  債券相場は下落。前日の欧米債券相場が反落したことに加えて、一部投資家からの超長期ゾーンへの益出しの売りが相場の重しになったとの見方が出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比9銭安の150円39銭で取引を開始し、いったん150円28銭まで下落。午後はやや下げ幅を縮め、結局は9銭安の150円39銭で引けた。

  マスミューチュアル生命保険運用戦略部の嶋村哲金利統括グループ長は、「米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀決定会合前には実施しにくかった償還資金の再投資が超長期ゾーンなどに出てきている割には上値が重いので、売り手もいるようだ」と話した。「金融庁の特別検査をにらんで地方銀行などが長期化しているデュレーションの調整と、益出しが可能な超長期債を売っている可能性がある」と指摘した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.06%で始まり、0.065%に上昇した。新発2年物374回債利回りは1.5bp高いマイナス0.26%、新発5年物131回債利回りは2bp高いマイナス0.145%まで売られた。新発20年物160回債利回りは一時1bp高い0.65%まで上昇した後、0.645%で推移した。

  日銀はこの日午前の金融調節で、約8年ぶりとなる国債売り現先オペを実施した。3月27日開始で期日が4月3日の1週間物となる。1兆円の予定額に対し、2兆601億円の応札があり、応札倍率は2.06倍となった。最高落札利回りはマイナス0.110%、平均落札利回りはマイナス0.130%だった。

  日銀は23日、レポ市場の国債の需給が引き締まっているため、24日に1週間物の国債売現先オペを行い、27日以降も必要に応じて同オペをオファーするほか、月内は金融市場調節の一環として行う短国買い入れを実施しない方針などを発表した。

●ドル・円は反発、米連銀総裁発言支え-オバマケア代替案の採決見極め

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  東京外国為替市場のドル・円相場は反発。米国時間に医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の米下院採決を控える中、米地区連銀総裁発言などを支えに1ドル=111円台半ばまで水準を切り上げた。

  午後3時25分現在のドル・円は前日比0.5%高の111円45銭。朝方に110円86銭まで下げた後、仲値にかけて値を戻し、午後には111円48銭までドル高・円安が進んだ。前日は一時110円63銭と4カ月ぶりのドル安・円高水準を付け、2011年2月25日以来で最長の8営業日続落を記録していた。

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのデービッド・ルーディレクター(香港在勤)は、「ドル・円は110円50銭-60銭で実需勢の買いが意識される中、仲値での買いや週末を控えたショートカバーで上昇している感じ」と説明。「レンジも大きくみれば110-115円だが、直近では112-115円から110-113円に下方シフトしたようで、ドルが重い状態は続きそう」と述べた。

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