サマーズ元米財務長官は23日、ドナルド・トランプ氏の大統領選期間中の公約通り、メキシコなどとの北米自由貿易協定(NAFTA)を米国が打ち切れば、中国を大いに利することになるとの考えを示した。

  メキシコ・アカプルコで開催の年次銀行会議に出席中のサマーズ氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、メキシコに対し非友好的な政策を取り続ければ、ベネズエラの故ウゴ・チャベス氏のような大統領をメキシコで誕生させ、米国との緊張を招く可能性があるとも指摘した。

  トランプ大統領はNAFTA離脱か再交渉を公約に掲げるとともに、メキシコとの国境の壁建設費用を同国に負担するよう求めている。

  サマーズ氏は「米国のNAFTA離脱ほど中国を戦略的・経済的に利するものはない」と発言。「それは北米での生産効率低下を意味し、中国が率いるアジアに思いがけない大きな恩恵をもたらすことになる」と語った。

原題:Summers Says Scrapping Nafta Would Be Handing a ‘Gift’ to China(抜粋)

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