米ハーバード大寄付基金の元債券運用者、ヘッジファンドを設立

  • ケンブリッジ・スクエアは資産約1.25億ドルでトレーディング開始
  • ハーバード大寄付基金の人員削減に伴い周辺地域でファンドが増加

米ハーバード大学の元債券運用者、マルコ・バローゾ氏がヘッジファンドを設立した。ヘッジファンド業界は昨年、金融危機以降で最悪の年となった。

  米証券取引委員会(SEC)への今月の届け出によると、バローゾ氏は債券ファンドのケンブリッジ・スクエア・キャピタル向けに1億2500万ドル(約140億円)余りを調達。事情に詳しい関係者によれば、ボストンを拠点とする同ファンドは既にトレーディングを開始し、追加の資金調達を行っている。

  ハーバード大の寄付基金357億ドルを運用するハーバード・マネジメントがパフォーマンス改善に向け人員を削減する中、この地域周辺ではファンドが増加している。高水準の手数料とパフォーマンス低迷でヘッジファンドへの投資が控えられる中、環境は厳しくなっている可能性がある。ヘッジファンド・リサーチによれば、昨年清算されたファンドは計1057本と、金融危機以降で最多となった。

  バローゾ氏はハーバード・マネジメントで2015年までポートフォリオマネジャーとして勤務。国債と金利スワップに投資していた。UBSグループとゴールドマン・サックス・グループでトレーダーとして勤務した経験を持つ同氏は、ハーバード・マネジメントで数年間にわたって最も高額な報酬を得ていた運用者の1人だった。ハーバード大寄付基金の納税申告によれば、同氏の13年の報酬は480万ドルで、業績に連動したボーナスが大半を占めた。

原題:Ex-Harvard Endowment Bond Manager Marco Barrozo Opens Hedge Fund(抜粋)

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