TOPIXへの強気見通しは楽観的過ぎたことが分かった。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を受けて円が下落し日本株を押し上げるとの予想が多かったが、実際は逆になった。投資家は15日の米利上げ自体よりも今後の利上げペースが緩やかとの見通しに反応し、円はドルに対して約2カ月ぶりの最大上昇となった。

  円は7営業日続伸。TOPIXは昨年11月初め以降、週間ベースで最悪のパフォーマンスの方向にあり、今年の上げ幅を全て消す様相を呈している。

  BGCパートナーズの日本株セールス担当マネジャー、アミール・アンバーザデ氏(シンガポール在勤)は「円の方向が日本株に与える影響の大きさを考慮すると、慎重過ぎるくらいの姿勢を取り、現金を増やした方がいいと考える」と22日のリポートに記した。

  UBS証券ウェルス・マネジメント本部の日本株リサーチヘッドの居林通氏は、日本株について若干弱気だと述べた。世界的な資産配分という点でUBSは日本株について中立を維持しているとする同氏は、円が1ドル=102-103円だった時は円の下落と企業利益回復を見込み、日本株に強気だったが今は逆だと話した。

  同氏はまた、向こう2会計年度に日本銀行のテーパリングを予想。これも円高をもたらし企業の利益拡大を鈍化させるとみている。

  米金融政策については、今年3回の利上げをすると皆が確実視していると指摘する一方で、過去1週間の経緯を見る限り、日本株投資家の想定は必ずしも現実と一致しないと話した。

原題:Topix Bulls Thought They Had This Fed Trade Down. They Didn’t(抜粋)

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