ウクライナへ亡命した元ロシア下院議員が23日、首都キエフで銃撃されて死亡した。プーチン大統領下のロシアをナチス・ドイツになぞらえるなど、反プーチン派で知られていた。

  殺害されたのはデニス・ボロネンコフ氏(45)。地元警察によると現地時間午前11時40分、キエフ中心部にあるホテル付近で射殺された。容疑者はボロネンコフ氏のボディーガードに撃たれ、病院に搬送された。ボディーガードも負傷した。

  ウクライナはボロネンコフ氏の射殺の責任がロシアにあると非難。ロシアの支援を受けていたヤヌコビッチ元ウクライナ大統領について、ボロネンコフ氏が批判的な証言をしたことに事件は関連すると主張している。ヤヌコビッチ氏は3年前の政変で失職し、ロシアに亡命した。

  ウクライナのポロシェンコ大統領はフェイスブックで、ボロネンコフ氏暗殺のやり口には「ロシア特殊部隊ならではの特徴が鮮明だ」があると述べ、「ロシアのウクライナ侵攻に関して、ボロネンコフ氏は重要な証人だった」と続けた。

  インタファクス通信によると、ロシア大統領府のペスコフ報道官はボロネンコフ氏殺害にロシアが関与したという臆測はばかげていると一蹴した。

原題:Ex-Russian Lawmaker Who Turned on Putin Shot Dead in Kiev (2)(抜粋)

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