米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、政策当局者らは特に貧困層の子どもが労働市場で成功する準備を整えられるよう長期的な政策に注力することが必要だとの認識を示した。新たな研究でそうした結果が示されたとしている。

  イエレン議長は23日、ワシントンでの会議で講演。根本的な問題は「社会経済上の優位性を持つ家庭に生まれなかった」人々の支援方法を見いだすことだと述べた。

  議長は「読み書きや初歩的な計算、対人能力、物事をまとめる力といった仕事をする上での基本的な技術や能力の育成を幼少の段階で開始すること」に価値があると指摘した。事前に配布された講演原稿によれば、イエレン議長は金融政策や経済見通しについては発言しなかった。

  米金融当局者らはここ数カ月、人口動態の変化や低生産性に直面する中、経済成長を加速させる上で金融政策はほとんど役割を果たせないとの認識を示している。イエレン議長をはじめとする金融当局者らは、成長の加速を望むのであれば他の政策当局者らは教育の改善や労働力の強化に力を注ぐことも重要だと指摘する。

  この日の講演でイエレン議長は、「このほか、チームワークやコミュニケーション、対立の処理能力といった『ソフトスキル』を若い人がいかにしっかり身に付けられるかに注意を払うことも必要だ。そうしたソフトスキルは雇用主から非常に高く評価される」と語った。

原題:Fed Chair Yellen Sees Education as Key to Breaking Poverty Trap(抜粋)

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