フィッチ・レーティングスのソブリン格付け担当グローバル責任者、ジェームズ・マコーマック氏は23日、中国で社債デフォルト(債務不履行)が増えても驚くことではなく、債務水準は持続不可能であり、経済も減速していると指摘した。

  マコーマック氏は博鰲(ボアオ)アジアフォーラムが開催される中国の海南島でブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、中国で深刻なクレジットイベントの発生は見込んでいないものの、企業債務の問題は中期的に大きくなりつつあると分析。理財商品を巡るより短期的な問題や金融システム内のレバレッジは懸念材料であり、こうした問題に当局が協調して対応すれば、「良いニュース」になるだろうと話した。

  同氏は「小さな証券会社が経営難に陥っただけでも、その影響が地方の銀行に波及し、それがさらに別の銀行へと移っていけば、金融システムは伝染しやすいことになる。これが中国が潜在的に直面する問題だ」と述べた。

  理財商品の対国内総生産(GDP)比は40%程度に上り、恐らく当局はこの問題と金融システム内のレバレッジを完全に掌握できているわけではなく、懸念材料だと同氏は指摘。こうした問題は大きくなりつつあると話した。

原題:China Likely to See More Bond Defaults, Fitch’s McCormack Says(抜粋)

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