トランプ米政権は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に向けたプロセスを開始する構えだ。関係者によれば、ロス米商務長官はプロセス開始前の準備の最終段階である議会委員会との協議を行った。

  事情に詳しい複数の関係者が匿名で明らかにしたところによれば、ロス長官は21日、議会への正式通告に先立ち協議する必要がある下院議員らのグループに、再交渉の予備的な戦略を説明した。説明を受けたのは下院歳入委員会のケビン・ブレイディ委員長(共和)や、同委有力メンバーのリチャード・ニール議員(民主)ら。

  関係者の1人によると、ロス長官はこの説明の際、米国がメキシコやカナダに何を求めるかに関して曖昧な態度だったという。

  大統領貿易促進権限(TPA)法によれば、トランプ大統領は通商交渉を始める90日前までに議会に通告しなければならない。さらに、交渉前に政権の目的を説明し、下院歳入委員会と上院財政委員会と協議する必要がある。

  ロス長官は今月10日、政権が「向こう2、3週間」内に90日前までの事前通告を行う予定だと記者団に語っていた。商務省に22日、コメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

原題:Trump Sets Stage for Nafta Talks as Ross Meets With Lawmakers(抜粋)

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