原油は下落するとの見方-米シェールオイル増産とOPEC不透明感で

  • 「原油在庫多過ぎ」、強気見通し維持困難:リンチ社長
  • チューダーは2018年の原油価格見通しを下方修正、増産予想で

原油市場を担当するアナリストらは、原油価格見通しについて強気姿勢を後退させている。世界の在庫が縮小しない可能性が示される中、原油価格は2週間足らずの間に約10%下落した。

  ヒューストンを拠点とする投資銀行チューダー・ピッカリング・ホルト・アンド・カンパニー・インターナショナルは22日、北米の指標原油ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の2018年の見通しを13%引き下げ、1バレル=65ドルとした。その理由は、米国の原油生産が日量120万バレル増加すると予想しているからだ。これは従来予想を50%上回る。

  石油輸出国機構(OPEC)による原油減産がどれくらいの期間続くかを巡る不透明感に加え、米国の原油増産により世界的指標の北海ブレント原油価格は1月3日以降、約7ドル下げている。現時点での問題は、今後もこれほどのペースで生産が伸びる余地があるか、そして、価格は下落するかどうかだ。

  ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マサチューセッツ州)のマイケル・リンチ社長は「原油在庫が多過ぎる。市場は再均衡すると言われ続けているが、その証拠は見当たらない。強気姿勢を維持するのは難しい」と述べた。
  
原題:Oil Price Forecasts Falling on Shale Revival, OPEC Uncertainty(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE