サウジを「A+」に1段階格下げ、見通し「安定的」-フィッチ

  • 2016年の財政赤字、予想を大きく上回る
  • 経済ファンダメンタルズは力強いとサウジ財務省

フィッチ・レーティングスはサウジアラビアの信用格付けを1段階引き下げた。原油価格下落で産油国サウジの財政と対外収支が悪化していると指摘した。

  22日の発表資料によれば、新たな格付けは投資適格級として上から5番目となる「A+」。格付け見通しは「安定的」と、これまでの「ネガティブ(弱含み)」から変更。格下げは「財政・対外収支の継続的な悪化や予想を大きく上回った2016年の財政赤字、政府の野心的な改革プログラムの実行可能性についての疑問が続いている」ことを反映したと説明した。

  サウジ財務省は電子メールで配布した声明で、フィッチの格下げは「想定されていた」とコメントした上で、同国の経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は力強いと主張した。

  フィッチによる格付けは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスと同水準で、S&Pグローバル・レーティングはそれより2段階低い格付けをサウジに付与している。

原題:Saudi Arabia Rating Cut by Fitch on Worsening Public Finances(抜粋)

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