【個別銘柄】SUMCOや東芝上昇、カカクコム大幅安、IPO順調

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23日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  SUMCO(3436):前日比3.4%高の1664円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日付で投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に、目標株価を850円から1600円に引き上げた。300ミリ半導体ウエハーの価格の値上げ幅が従来想定よりもかなり大きくなるという見方に変更。2017年12月期の価格前提は従来の7%上昇から16%上昇に上方修正した。これを受け同証としての17年12月期営業利益予想を240億円から380億円に、来期を270億円から440億円に増額した。

  東芝(6502):6.9%高の207.3円。東芝が分社して設立する「半導体メモリ」について、早ければ2018年度の株式上場を前提に売却手続きを進めていることが明らかになったと23日付の日刊工業新聞が報道。東芝幹部は「2-3年後に上場可能な状態にはある」としているといいう。

  カカクコム(2371):5.9%安の1527円。クレディ・スイス証券は22日付で目標株価を2000円から1600円に引き下げた。安定的な2桁利益成長が実現可能と評価していたが、価格比較サイトの成長率低下が懸念されると指摘。17年3月期営業利益予想を222億円から216億円に引き下げた。会社計画は210億円。

  日本製鋼所(5631):2.4%安の1843円。17年3月期純損益見通しを80億円の黒字から40億円の赤字に下方修正すると22日に発表した。素形材・エネルギー事業の事業環境の回復が遅れているため、同事業で約175億円の減損損失が発生する。

  ニトリホールディングス(9843):1.8%安の1万3280円。22日に発表した3月の既存店売上高は前年同月比3.8%減だった。客数が同4.9%減少したことが響いた。SMBC日興証券では前年水準が極めて高い7月あたりまで注視したい、と指摘した。

  日本オラクル(4716):0.6%安の6490円。22日に発表した16年12月-17年2月期営業利益は前年同期比3.1%減の135億円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、営業利益は同証予想並みだが、新規ライセンスやハードウェア・システムズ・プロダクト、サービスが想定以上に不振と指摘。同証による17年5月期営業利益予想を520億円から510億円に、来期を550億円から530億円に減額した。

  OKK(6205):6.8%安の124円。17年3月期純損益見通しを5000万円の黒字から2億円の赤字に下方修正すると22日に発表した。中国などアジアでの経済停滞が主力の工作機械部門に響いた。年間配当予想を3円から2円に引き下げた。

  新川(6274):12%高の856円。18年3月期営業利益は10億円前後と今期見込み比4倍になりそうと23日付の日本経済新聞朝刊が報道した。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の本格化による半導体市場の拡大を追い風に、処理速度の速い装置の販売が増えるという。

  トーカロ(3433):9.7%高の2886円。17年3月期の連結営業利益計画を44億4000万円から55億円に上方修正する、と22日に発表。前期比7.6%の減益予想は一転、14%の増益となる見込み。半導体、液晶分野向けに高機能皮膜を形成する容射加工の売り上げが想定を上回っている。期末配当予想を37円50銭から47円50銭に引き上げ、年間では85円となる(従来予想75円)。
 
  ジャパンマテリアル(6055):4%高の1702円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日付で投資判断「買い」で調査を開始した。半導体と薄型映像表示装置(FPD)の設備需要と生産活動拡大を背景に、エレクトロニクス関連事業の成長再加速を評価するタイミングと分析。目標株価を2100円と設定した。 

  住友金属鉱山(5713):2.1%高の1601円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日付で投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を1670円から2000円に引き上げた。同社が絶対的な強みを持つニッケル製錬を中心に、18年3月期以降は収益構造が変化する局面を迎えると分析。18年3月期営業利益予想を980億円から1130億円に増額した。

  VTホールディングス(7593):4.4%高の598円。東海東京調査センターは22日付で投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始。目標株価を800円と設定した。

  パートナーエージェント(6181):3.8%高の522円。結婚情報誌「ゼクシィ」を運営するリクルートマーケティングパートナーズと業務提携すると23日午前10時に発表。パートナAを通じて成婚した首都圏以外に住む会員向けに結婚式場を紹介するサービスを始めたという

  インタートレード(3747):80円(26%)高の382円ストップ高。同社が東京女子医科大学、国立産業技術総合研究所と進めてきたハナビラタケの有効成分研究で、抽出物からサイレントエストロゲン(卵胞ホルモンまたは女性ホルモン)とばれる細胞活性を発見したと22日に発表した。同成分は抗がん剤や抗動脈硬化剤、健康食品に利用可能とみている。

  フィル・カンパニー(3267):6.7%高の4045円。4月14日を基準日として1株を2株に分割すると22日に発表。今後の流動性向上と投資家層拡大を見込む買いが入った。

  グリーンズ(6547):23日に東証、名証2部に新規上場した。初値は公開価格1400円に対して8.6%高い1521円。三重県に本社を置くホテルやレストランなどの運営会社で、ホテルでは無料朝食サービスなどを行っている「コンフォートホテル」を全国展開している。野村証券では、高いオペレーション能力と不動産を持たないビジネスモデルが特徴とし、オペレーション能力は40以上の国・地域に展開するChoice Hotels Internationalのノウハウを元にしていると紹介。終値は1579円。 

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