旅先で一度は味わってみたい世界のカクテルあれこれ
James Gaddy世界のどこに行っても、いいお酒が飲めて思い出に残るバーというのはよくある。いい雰囲気がお酒をさらにおいしくし、今いる場所を忘れてしまうこともあるだろう。バーの雰囲気も味も良い、そんなカクテルを都市別に紹介する。
シカゴ

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「ザ・ポートホール」@ジ・エビアリー(955 West Fulton Market)
特注のインフューザーを使っており、どんな蒸留酒にも瞬時にフルーツや野菜、ハーブ、スパイスの香りがつく。
デンバー

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「サンダンス・キッド」@ウィリアムズ&グラハム(3160 Tejon St.)
コニャック、シェリー、アマーロ・モンテネグロ、ビターのほか、コーヒーの風味を付けたリッテンハウスのライ・ウイスキーが入ったカクテル。
ダブリン

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「オールドファッションド」@ザ・グリーン・ヘン(33 Exchequer St.)
バーボンとビターズにチェリージュースの甘さがうまくブレンドされた、アイルランド内外で知られる伝説のカクテル。ダブリン屈指のショッピングエリアに位置するこのバーはフランスのブラッスリーに似た雰囲気で、所狭しと掛けられた映画スターの写真などを眺めるのも楽しい。
フィレンツェ

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「ネグロニ」@カフェ・リヴォワール(Via Vacchereccia 4)
いつも観光客でいっぱいの、1872年創業のチョコレートのお店。板チョコを2、3枚買って行くのはお約束だが、イタリアのクラシックなカクテルも味わって行こう。等量のジン、ベルモットロッソ、カンパリにオレンジピールが添えられている。
ハンブルク

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「ジン・バジル・スマッシュ」@ル・リオン・バー・ド・パリ(Rathausstrasse 3)
ドイツでだけでなく世界でも指折りのバー。その名を世に知らしめたのが、ジン、レモン、シロップ、バジルで作る、シンプルながら独創的なこのカクテルだ。
ハバナ

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「モヒート」@ラ・ボデギータ・デル・メディオ(Empedrado No. 207)
チリの詩人パブロ・ネルーダなどがよく通ったことで知られるバー。ミントの風味が特徴のモヒートはここで1942年から出されており、ここに勝るモヒートは恐らく数多くはないだろう。
ホノルル

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「マイ・タイ」@ロイヤル・ハワイアンのマイ・タイ・バー(2259 Kalakaua Ave.)
ワイキキビーチに面したこのホテルで、バーの名前にも入っているカクテルを頼まない手はない。ここのマイ・タイはパイナップルジュース、オレンジジュース、オレンジキュラソー、オルゲート・シロップ、ラムが入ったクラシックなバージョン。波の音を聞きながら楽しみたい。
ニューヨーク

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「シャーク・アイ」@マザー・オブ・パール(95 Ave. A)
キュラソー、バーボンをベースとした、パッションフルーツ、レモン、マラスキーノの風味あふれるカクテル。深紅のビターズを使った、サメの顎から血がしたたっているかのようなビジュアルの演出も楽しい。
東京

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ジャパニーズ・ガーデン@バーハイファイブ(エフローレ銀座5ビル地階)
グリーンティーリキュール、国産ウイスキー、ミドリにアイスキューブでいただく。
原題:The 35 Must-Try Cocktails Around the World(抜粋)