22日の米国債相場は続伸。米医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の本会議採決を23日に控え、共和党の一部保守派議員が法案可決を阻んでいることを受けて、米財政刺激策の実施が先送りされるとの見方が強まっている。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.41%。一時は2.373%と、2月28日以来の水準に低下した。共和党の保守派メンバーで構成する「下院自由議員連盟」を率いるマーク・メドウズ議員は「可決するための十分な票はない」と述べた。

  30年債利回りは一時、3月1日以降で初めて3%を下回った。ロンドンの議会議事堂付近でテロ事件が発生した。

  利回りは4日連続で低下した。原油安がインフレ見通しの押し下げに寄与したことが米国債の買いにつながった。ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物がバレル当たり48.04ドルで終了した。

  ドルが対円で1ドル=111円の水準を割り込み、昨年11月後半以来の低水準に下げたことも支援材料だった。

  米国債続伸に伴い、利回りは主要な水準に近づいた。10年債利回りは節目水準とされる2.39%に迫っている。BMOのストラテジストは「2.30%の下限に向け、さらなる動きを食い止める材料はほとんどない」とリポートで指摘した。

原題:Treasuries Extend Gains Driven by Fading Bets on Fiscal Stimulus(抜粋)

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