22日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反発。ハイテク株の比重が高い指数はより堅調に推移した。前日に売りがかさんだ銀行株はこの日も下げた。通信サービス株も安い。
  
  米政権が成長重視政策を導入できるのか、先行きへの不安が広がっており、米国債や円に引き続き逃避需要が集まった。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%上げて2348.45で終了。一方、ダウ工業株30種平均は6.71ドル安の20661.30ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.5%上昇。

  米国株の上昇は市場の落ち着きを示した。ただ、共和党が推進する医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の本会議採決を23日に控え、質への逃避も根強かった。共和党の指導部はオバマケアの撤廃に失敗すれば、大型減税や歳出拡大の実施が遅れると警告している。世界的に経済指標が堅調なことを考えると前日の売りは行き過ぎだったとの見方から、この日は買いを再開する投資家もいた。

  グラディエント・インベストメンツの運用担当者、マリアン・モンターニュ氏は「下げは長らく待たれていた。ハイテク株だけでなく、大型バリュー株も下げたのは買いの好機だ」と指摘。「ハイテク株が軒並み崩れているわけではないことに留意する投資家もいるようだ。ハイテク株の下げはファンダメンタルズによるものではなく、プライシングの機能にすぎない」と語った。

  ナスダック100指数が0.7%上昇した一方、小型株で構成するラッセル2000指数は0.1%下げた。

原題:U.S. Stocks Rise as Rout Eases; Bonds, Gold Rise: Markets Wrap(抜粋)
U.S. Stocks Rebound After Selloff as Technology Shares Advance(抜粋)

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